windows10 virtualbox で ubuntu22.04 の初期設定

windows10 virtualbox で ubuntu22.04 の初期設定

2024/01/12 00:00:00
Program
Linux, Ubuntu

前提 #

  • windows10 virtualbox で ubuntu22.04 を自動インストールした環境
    • user: developer
    • password: abc123!!
  • 自動インストールした場合の課題は以下2点。(IME 環境の場合、同じ課題が発生するはず)
    • ターミナルアプリが起動しない
    • キーボードがus配列になる
  • キーボード配列がUSの状態の場合、コロン(:)は、shift+; で対応

ターミナルアプリを起動できるようにする #

デスクトップが表示されている状態で「alt + ctrl + F3」のキーを押下するとコンソール画面に遷移できる
コンソール画面ではログイン待ち状態となっているので自動インストール時に指定したユーザ、パスワードを入力してログインする

  • ※ GUI(X) に復帰したい場合、「alt + ctrl + F2」のキーを押下するとGUI画面に復帰できる
  • ※ この時点ではキーボード配列がUSとなっているので、:(コロン)の入力は shift + ; で対応すること
# root になる
$ su
abc123!!
# ついでに sudo に developer ユーザ追加
$ usermod -a -G sudo developer
# GUIでターミナルが起動するよう設定変更
# 現在の状況確認
$ cat /etc/default/locale
LANG="en_US"    # <--- UTF-8 がない状態なのが確認できる
...
# どうも日本語環境が原因らしいが、utf8を付加すれば起動できる
$ vi /etc/default/locale
LANG="en_US.UTF-8"
...
$ reboot

再起動後、GUI のターミナルアプリが起動できるようになる。

プロキシが必要な場合 #

デスクトップが表示されている状態で「alt + ctrl + F3」のキーを押下するとコンソール画面で以下を実施すること
※ この時点ではキーボード配列がUSとなっているので、:(コロン)の入力は shift + ; で対応すること

システム全体にproxy設定 #

$ sudo vi /etc/profile.d/proxy.sh

_PROXY_URL="http://172.17.10.xx:8080"
export HTTP_PROXY=$_PROXY_URL HTTPS_PROXY=$_PROXY_URL FTP_PROXY=$_PROXY_URL http_proxy=$_PROXY_URL https_proxy=$_PROXY_URL ftp_proxy=$_PROXY_URL 

apt コマンドにproxy設定 #

上記、「システム全体にproxy設定」を実施しても sudo コマンドで apt を実行するため、プロキシ設定が sudo 実行ユーザに反映されない(sudo -E コマンドで対応可能)
よって、apt コマンドにproxy設定を追加すれば対応可能

$ sudo vi /etc/apt/apt.conf

Acquire::http::Proxy "http://172.17.10.xx:8080";
Acquire::https::Proxy "http://172.17.10.xx:8080";

キーボード配列を日本語に変更(CUI) #

ターミナルを起動して以下のコマンドを実行する
ただし、このコマンドはコンソール(CUI)だけに有効なので注意すること。「alt + ctrl + F3」のキーを押下で表示されるコンソール画面で有効になっている。

$ sudo dpkg-reconfigure keyboard-configuration
# Generic 105-key PC → Japanese → Japanese → The default for the keyboard layout → No compose key → Yes
$ reboot

キーボード配列を日本語に変更(GUI) #

X(GUI) でのキーボード配列を日本語にするには、デスクトップ画面の右上の設定から settings → keyboard → input source に japanese を追加し、us 設定は削除するだけでOK

ただし、日本語入力(IME)を有効にするには以下を実施する必要がある
※ ibus-mozc を薦めるサイトが多いが、やめたほうがいいと思われる。理由は再起動するたびに初期値を忘れるので日本語入力モードを常に有効にできる fcitx-mozc を利用したほうがいい。っと思う。

# 念のため更新
$ sudo apt update

# fcitx-mozc インストール
$ sudo apt install fcitx-mozc

# 初回起動させておく。エンターキーで入力制御が返ってくるはず
$ fcitx

# 入力メソッドフレームワークをfcitxに切り替え
$ im-config -n fcitx

# 再起動
$ reboot

# 再起動後、画面上部の右側にキーボードアイコンが表示される

# ダイアログが起動するの InputMethod タブで mozc japaneseを追加。Global Config タブでctrl-spaceになっているか確認
$ fcitx-config-gtk3

再起動後、デスクトップ画面の上部右側にキーボードアイコンが表示されている
また、ctrl + space で日本語入力切替が可能となっている

  • ibus-mozc を利用する場合 以下を実施し、デスクトップ画面の右上の設定から
    settings → keyboard → input source に japanese(mozc) を追加すればOK
    $ sudo apt install ibus-mozc
    $ reboot
    

システム全体を更新 #

やっておいたほうがいいが時間がかかる場合があるので必要に応じて実施したほうがいい。
※実施した場合、もしかすると virtualbox の Guest Additions も再インストールしたほうがいいかもしれない。

$ sudo apt update && sudo apt upgrade -y

参考URL: #